「若い人に伝えたい…」60歳以上が語る人生のアドバイス



カテゴリー : Dream <LifeStyle>

老人

高齢の方からのアドバイスには、説得力がある。その理由は、今までの人生の様々な経験から裏打ちされた、明確な〝実績〟があるからではないだろうか。それは、どんな書籍を読みあさるよりも、価値のあるものなのだ。

 

ある海外サイトの掲示板に、 「60歳以上の人が、若い人たちに伝えるべき助言はありますか?」という質問に対し、多数の60歳以上の方々からの返答があった。そのメッセージの中から抜粋して、〝意義深いアドバイス〟をお届けしたい。

 

 

●まずは自分を好きになりなさい。一生付き合っていかなくちゃならないのだから。

 

●物は物でしかない。数多くの物よりも時間を貯めよ。

 

●生活のために仕事をしなさい。決して仕事のために生活をしてはいけない。

 

●本当の友人とは、本当に大きなトラブルが自分に起こるまで分からないものだ。

 

●嫉妬は人間関係を破壊する。疑うよりも、相手のことを信用しよう。

 

●たくさんの本を読みなさい。くだらない本、難しい本、面白い本。人生は1度きりだが、本と共に何千もの人生を生きられるのだから。

 

●人生において、友人とは手に入れにくいものである。本当の友人とは、自分が困ったときに側にいてくれることで分かるものだが、そうした友情は大事にしておく必要がある。出来るだけ多くの友人をつくっておくのは、非常に重要な意味を持つ。

 

●私は60歳じゃないけど、死ぬ前に83歳の祖父が言ってたこと。

1.「こんなに長く生きると分かっていたら、もっとちゃんと自分の面倒を見たのに」

2.「本当の意味で〝正しい仕事〟とは、たまに嫌になることもあるが、やっぱりその仕事が好きでいることができ、苦しい日でも何とか耐えられて、その結果、生活費が稼げるというものである。大半の人にとって、大好きであり続けられる仕事などないのだから」

3.「家族が一番大事。覚えておいてほしい」

 

●人生がいっぱいいっぱいになってきたら、いったん「たった今」というところに戻って、自分が美しくて快適だと感じるものを味わってみてほしい。人生は思うほどシリアスではないのだから。

 

●小さなことに感謝して、今を生きる。

 

●初対面の人に会うときは、その人のことを何一つ知らないことを念頭に入れよ。人種、性別、年齢、全て忘れて何も知らないところから始める。脳内にふと浮かぶ憶測からの偏見は、人間の脳がカテゴリーを決めるのが好きだからであって、そのことは自分の人生だけでなく他人の人生をも制限する。

 

●話すより、まず聞きなさい。

 

●うちの義理のおじいちゃんの節約術

1.買うな。

2.消耗するまで使え。

3.修理しろ。

 

●相手に対して、自分ならこんな風にして欲しいと思うように接する。

 

●人生には無駄も多い。自分とは一生無関係の人も多い。そうした無駄なものや人にエネルギーを注げば注ぐほど、自分が好きなものや大切な人の分が減る。大切な人や物を見極める。時には悪意ではなく優雅に無駄から背を向けることも大切だ。

 

●イスにはまっすぐ座りなさい。

 

●他人のアドバイスをあたかも〝神の言葉〟のように聞いてはいけない。アドバイスを聞いた上で、自分の状況を考慮しながら自分自身で決断をしよう。つまり人からのアドバイスをそのまま聞かず、あくまで自分で自分にアドバイスをしろということである。

 

●私は今、ちょうど60歳だ。もし、不可能そうな夢を抱いているなら、とりあえずやってみるといい。歳を重ねると、他人に対して責任が出てくるので、夢の実現はさらに不可能になってくる。この地球では人生はたった1回なのだから、進むことを恐れてはいけない。「ある日起きたら60歳だった」「夢に向かって何もしてなかった」ということがないように。

 

◇ 

 

どれもが頭の中では理解しているつもりになっていなかっただろうか。しかし高齢者の方からの、非常に意義深い助言に、言葉一つ一つの重みが伝わってきたはずだ。

 

人生の先輩からのアドバイス。しっかりと胸に受け止め、夢追う道のりを確かな方角に進んでいくための〝羅針盤〟にしてほしい。



トリアイナ
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