映画やTVドラマ、小説やマンガなどの中には〝名作〟と呼ばれる作品が数多く存在する。〝名作〟と詠われるには、相応の理由があり、どれしもが人々の心に何かしらの影響を及ぼす作品なのだ。そんな素晴らしい〝名作〟に触れることで、人生はとても楽しく、有意義なものとなり、ライフスタイルをより良くするためにも、必要不可欠な要素となりうると言っても過言ではないのである。

そんな〝名作〟をさらに細分化すると、最も感銘深い〝名シーン〟というものも存在する。

ダスティンホフマン主演「卒業」のラストシーンや、「プロジェクトA」でのジャッキーチェンの時計台からの落下シーンのほか、漫画「ドラゴンボール」の孫悟空がピッコロ大魔王を撃破するシーンなど、挙げていくときりがないほど、〝名シーン〟は人々の印象に残っている。

幾多もある〝名シーン〟から、TRIAINAオススメのシーンを含む〝名作〟は、何と言ってもこれ！

岩井俊二監督作品「打ち上げ花火」

「打ち上げ花火」は元々、TVドラマの中で放映されたものだが、この作品で岩井監督が日本映画監督協会新人賞を受賞し、後に劇場公開された話題作である。

岩井監督の作品は、構図と映像美の絶妙なバランスが素晴らしく、特に松たか子主演「四月物語」の桜舞うオープニングは、心酔して見入ってしまうほどだ。

「打ち上げ花火」は、劇場用に再編集したとはいえ、元はドラマ用に作られた作品なので、一時間ほどの短い作品となっている。しかし、物足りなさを感じることはなく、皆様が子供の頃に大切にしていたモノが再び蘇ってくるような、そんな〝ほっこり〟するような心温まる作品に仕上がっている。

夏のこの季節には、ぴったりなストーリー。REMEDIOSが唄う「Forever Friends」も作品にマッチしていて、その曲が流れるシーンは、とても感慨深いものとなっているのだ。まさに〝名シーン〟ではないだろうか。

是非、レンタル店へ足を運んで、「打ち上げ花火」が〝名作〟であるかどうかを、その目で確かめてみてほしい。そして、この映画をきっかけに様々な映像作品に触れ、あなたのライフスタイルの中の〝名シーン〟として、楽しみや感動を共有してみてはどうだろうか。

打ち上げ花火、下から見るか？横から見るか？

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