モニタを拡大したような走査線のノイズイメージを創る
Photoshop(バージョンはCS6)で上の画像のような走査線のノイズイメージのパターンを作成していく。まずは元となる画像を用意。ここでは画像の横幅が800pxのものを使用している。
▲元画像
行程1
最初に描画色を黒、背景色を白に設定しておく。チャンネルパレット内の「レッド」をアクティブにして[スケッチ]→[ハーフトーンパターン]を選択。[サイズ: 1 ][コントラスト: 5 ][パターンタイプ: 線 ]を指定し適用する。さらに[イメージ]→[色調補正]→[レベル補正]を下の画像のように設定する。
画像ウインドウの右下コーナーエッジを400%ほどに拡大表示し、[選択範囲]→[すべてを選択]を指定し、[移動ツール]にしてから、矢印キーで上に1回分、右に4回分移動し、[選択範囲]→[選択を解除]を指定する。
行程2
次にチャンネルパレットの「グリーン」をアクティブにして、行程1と同じ設定でて[スケッチ]→[ハーフトーンパターン]を適用する。そして[ぼかし]→[ぼかし(移動)]をクリックして[角度 : 0°][距離 : 8px]で適用する。続いて[イメージ]→[色調補正]→[レベル補正]を下の画像のように設定する。
行程3
最後に「ブルー」チャンネルをアクティブにして、行程1と同様の設定値で[スケッチ]→[ハーフトーンパターン]を適用する。画像ウインドウの左上コーナーエッジを400%ほどに拡大表示し、[選択範囲]→[すべてを選択]を指定し、[移動ツール]にしてから、矢印キーで下に1回分、左に4回分移動し、[選択範囲]→[選択を解除]を指定する。
行程4
上の画像のように周囲にRGBのズレが残るので、チャンネルパレットの「RGB」をアクティブにして、[イメージ]→[カンバスサイズ]で幅を「8px」、高さを「2px」ずつ切り抜いて完成。
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ポイントは微妙にチャンネルをずらすこと。少し手間がかかるが、これを覚えておくと、どんな画像も渋い走査線のイメージになる。試してみてはどうだろうか。