アウトドア

アウトドアライフ~30代男の野外活動~『比良縦走くずれ 金糞でローリーポーリー 後編』



by King Chang

静寂の森に
朝陽が射してきました。
DSC03265 九月でも山の夜は底冷えがきつい。。。
使用したテントの『ローリーポーリー1.7』は
インナーがフルメッシュの為、昨夜は少し寒かった
DSC03290ローリーポーリー1.8』では
メッシュ部分が足元と頭の部分だけに改良されています。

しかし、いい夜明け
山の朝は清々しい!
DSC03256 さっそく目覚めの一杯の為の準備
ブッシュクラフトです
DSC03324 DSC03319 DSC03322 平らな石を見つけて
腰掛イスに
DSC03325 DSC03327 DSC03326 火を熾します(後に知りましたが焚火は禁止の様です)
DSC03224 金糞峠には
キレイな沢が流れています
DSC03410 DSC03245 DSC03247 DSC03249 一応火にはかけてから飲みます
朝はパンとスープとコーヒーです
DSC03235 最高の一杯です。
DSC03218 DSC03227
朝食を済ましたら
火の始末を確認して出立です
DSC03341 百均は100円以上の役割を果たしてくれました
テントは無傷でした
DSC03379 DSC03380
これも使えますよ
DSC03376 カラビナに着けておけば
色々と役立ちます。
DSC03378 DSC03375 DSC03373 グッドデザイン賞のこれも良いですね



さぁ、これから岩がゴロゴロしたガレ場を下ります
歌川広重って浮世絵師が
近江百景でも描いた峠でもあるんですね
100年以上経っても変わらぬ景色です
DSC03418 201-2545 DSC03422 DSC03430
足場を一歩一歩確かめながら下ります
DSC03437 DSC03444 DSC03445
途中で水分が切れながらも
無事に下山出来ました。
DSC03456 DSC03457 ここから比良駅まで
のどかな田園風景の間を琵琶湖を眼前に
約30分ほど歩きます。
DSC03464 DSC03482 DSC03483 DSC03519 振り返れば縦走した山々が
はるか遠くに高く見えました。
DSC03504 寝坊で始まった
今回の比良縦走くずれ金糞峠泊でしたが、
山の夜は予想以上に寒く
山の朝は予想以上に素晴らしく
琵琶湖は広大で、夜空はキレイで
沢の水は美味しくて、森の空気も美味しくて
自然からまた多くの事を学びました。
アウトドア最高です。
DSC03517 DSC03217


アウトドアライフ~30代男の野外活動~『比良縦走くずれ 金糞でローリーポーリー 前編』



by King Chang

タイトルだけ見ると
何やら「?」となりますが

滋賀県の比良山系に『金糞峠』と言う場所があり
縦走する登山者のキャンプ地になっています。
今夏にそこを目指しました

本格的な比良全山縦走とは程遠い
比良縦走くずれ、、、

ルートとしては
冬はスノーボード客で賑わう
琵琶湖バレイのある蓬莱山から、
比良岳を越えて北比良へ向かうコース

山系最も高い武奈ヶ岳は
二年前に登頂した事があったので
今回は経由せず。
二年前は京都側の朽木から登ったので
かなりの急勾配でしたが
何とか日帰り登山できました。
二年前は曇っていた。。。今回はどうか、、、
DSC05971 DSC05983
さて、今回は一泊二日のテント泊登山
何が起こるか解らない。。。
いきなり寝坊してしまい
琵琶湖バレイ駐車場に着いた頃には
もう昼過ぎ、、、
一気にゴンドラで登ってしまいます。。。
DSC03525 DSC03541 眼下には近畿の母なる湖『琵琶湖』が広がります。
DSC03073
夏のゲレンデは
山のてっぺんでもあり涼しくて寒いくらい、
シーズオフだから人もいない?
なんてことはなく
子供はわんさか走り回ってますし
大変賑わってます。
人気のジップライン(空中散歩)には多くの人が詰め掛けてました。
DSC03075 DSC03079
その横をザックを背負ったオッサンが横切って行きます。
まずは木戸峠を目指して
誰もいないゲレンデを下って行きます。
DSC03083 DSC03085 DSC03088 こうして見ると、
かなりの坂になっているんですね
DSC03089 リフト乗り場はバイオハザード状態です。
DSC03099 ここから琵琶湖バレイ管轄から離れて
登山が始まります。
DSC03101 九月の連休でしたが、
すれ違ったのは一組だけ、、、
風に揺れる木々の音と山を踏みしめる音だけが聞こえます。
DSC03109 DSC03110 最初のピーク『比良岳』に着きましたが
山頂がどこか解らないくらいあっさりしていました。
DSC03105 DSC03108 DSC03103 もしかしたら違う場所にあったかもしれまんせが、、、
ゆっくりする時間もなく
先を急ぎます。
とか言いながら、ちょっと琵琶湖を眺めます。
やっぱり大きいですね
DSC03111 DSC03113 DSC03120 段々と暗くなる空、人気は全くなし。
けど琵琶湖が見えてるので
とりあえず迷うことは無いと言い聞かせながら
振り返ると遠くにさっきまでいた琵琶湖バレイが見えます。
DSC03133 「人生を振り返ると、、、」ではないですが
こうやって知らぬ間に自分が進んできた道を振り返ると
何かこみ上げて来るものがあるんですよね
たかだか数時間ですけど、、、
さぁ、先は長い
急ぎます。。。
DSC03134 とかなんとか言うてると一気に暗くなって
ちょっと迷ってしまい写真撮ってる暇もなかった。
後から知ったのですが
途中のコースが閉鎖されていて
別のコースを歩いてました。
地図見ながら「なんか、おかしいなぁ」
と、思ってたのですが、、、
ちゃんと下調べしていない自分が悪いんですけどね。

けど暗くなっても大丈夫です。
今回もフラッシュライトを持って行きました。

フェニックスPD35

果てしなく照らします。
ホンマにええ逸品です

あとは光が照らす方向へ、、、
今夜のキャンプ地
目指した『金糞峠』に到着出来ました!
DSC03145 言うても四時間弱ですから
寝坊しなけりゃこんなに暗くなってなかったんです。
DSC03149
さぁ、そしてさっそく
ええ幕地を見つけて張ります。
まずはこれを下に敷きます。
DSC03154 百均なんですが、
何千円もするフットプリントよりもいいですよ
保温効果もありますし
何より雑に扱っても何も気にする事はありません
DSC03155 テントはグッドデザイン賞も受賞した『ローリーポーリー1.7』
数年前に行きつけのWILD1で購入(現在はモデルチェンジで1.8の様です)。
何度か使用しましたが、山でのテント泊使用は初めて
DSC03159 重量はそれなりにありますが、
二人でも使用できる広さと
フロアーが70デニールと言う強さです。
軽くすれば薄くなると言うのは当たり前ですが、
自分の性格上雑に扱ってしまう恐れがあったので
重くても厚いものを選びました。
値段も専門メーカーに比べると安いと思います。
このあたりはええとこ取りの
WILD1 tent-Mark DESIGNS ですね。

夕食は豪華に
チキンラーメン!
DSC03188 疲れた体に夏でも肌寒い山の夜には
最高のディナーでした。

明日は予定を変更して
そのまま金糞峠から下山します。
名の知れたガレ場を下ります。
就寝。。。
DSC03211 DSC03161 続く








アウトドアライフ~30代男の野外活動~『Tilak』



by King Chang

チェコが誇るアウトドアブランド「Tilak」
日本でも取扱店はいくつかありますが、

直接チェコのサイトで買い付けたほうが良い、、、
と言う事で
チェコ語も英語も話せない私が
翻訳アプリだけで取引出来るわけもなく、
代行業者に頼んで購入

「そんな時間も料金もかかる事をどうして?」
と思われるかもしれませんが、
手数料払っても日本で購入するよりだいぶ安いんです。
それに日本では扱ってないモデルも買えます。
現地在住で代行購入サービスをされている方も
凄く親切で丁寧な方なので「Tilak」に限らず
チェコブランドを購入される際はぜひご利用下さい。
Hezky Import

クラフトマンシップが細部まで行き渡る「Tilak」は
同じヨーロッパの人気ブランド「KLATTERMUSEN」とは違い
製品管理を自社工場で全て行ってクオリティを保っています。

二年目の秋冬も活躍してくれてます。
DSC04766-002 DSC08475-002



アウトドアライフ~30代男の野外活動~『パーコレーターで至福の一杯』



by King Chang

休日の夕暮れ時、
紅葉シーズンにはまだ少し早いにも関わらず
観光名所へのルートは渋滞。。。
その先の向こうへ

いつもの湖畔
ただでさえ人影もなく暗がりなのに
陽はもう落ちかけ
DSC04775-003 けどちょうど良いタイミングです
DSC04785
こーゆーのは
やっぱり暗いほうが良いです
DSC04791
暖をとる方は勢いよく燃やします
DSC04840-001 DSC04852
パーコレーターでの一杯は
予想以上に美味かった。
それはただ焚き火で淹れたから
と言うわけではない

いつもの豆を粗挽きで至福の一杯。
DSC04915 DSC04851
肉まんを蒸してるとこです。。。
DSC04899
抽出のタイミングやら湯量など
美味しくするまで慣れが必要らしいですが、
ホンマに美味しかったです。

これからの季節、
コーヒー片手に焚き火を楽しむのは良いかもしれませんね
DSC04803
パーコレーター良いですよ


アウトドアライフ~30代男の野外活動~『大荒れの石鎚山 天狗岳』



by King Chang

西日本最高峰と言われる愛媛県石鎚山
と言っても2000メートルもない山ですが、
晴れた日には山頂から四国の山々はもちろん
瀬戸内海や九州の山まで眺めることが出来ます。

鎖場が楽しめる?
いえ、鎖場が行く手を阻む山でも知られています
ただ、ちゃんと迂回路はあります。

時間の都合上、
まずはロープウェイで上がります。
昭和を感じさせます。
DSC03962 DSC03961 DSC03965 DSC03972
山頂駅に着いたら、
ここから旅館や売店が建ち並ぶ成就社へ向かいます。
DSC03973 冬はスキー場になるのでリフトもあります。
山登り時でも乗れます。
DSC03981
神社に着いて
参拝してからいよいよ登山です。
DSC04024 DSC04026 DSC04027 DSC04031 あのてっぺんまで向かいます
DSC04002
十月の初旬ですが
もう紅葉が始まってます。
石鎚山は紅葉の名所でもあるようです。
DSC04015 DSC04016
舗装された登山道が続きます。
DSC04044 犬も登ります。
DSC04046
登山口から一時間ほどで
試しの鎖ってなとこに着きました。
この先の鎖場へ向かう為の「腕試し」って意味なのか、
後に解りましたが、
この試しの鎖が一番きつく思えました。
DSC04054 DSC04050 DSC04439 DSC04437
登った先は最高でした
DSC04431 DSC04432 DSC04433
試しの鎖は降りないと先へ行けません
降りるほうが怖いです。。。
DSC04427 DSC04435
途中の休憩小屋に着いた時には
心配していた天候に、、、
午前中は曇り予報で昼から晴れる
でしたが、山をなめたらいけませんね。
DSC04057
「力あめゆ」はホンマに美味かったです!
あったまりました
DSC04060 DSC04072
マヌーサ状態で先に進みます
DSC04083
このコンディションでの鎖場は
かなり危険でしたが、
それがまた男の冒険心をくすぐるのです
撮影も大変でしたが楽しかったです
女性の方には全く理解出来ないと思われます。
DSC04093 DSC04094 DSC04096 DSC04100
舗装されてるとは言え
悪天候の中では慎重に進みます
DSC04226 DSC04232
四時間近くで山頂に到着
DSC04117 全く晴れる様子はありません。。。
DSC04114
少し山小屋で休んで
目的の天狗岳を目指します。
そこが本当の西日本最高峰になるようです
DSC04111
強風で見え隠れする天狗岳てっぺん、
山小屋付近から眺めて躊躇する方続出でした。。。
もの凄い勢いで風が吹き上げて来ます

DSC04120 DSC04122 DSC04123 DSC04135 DSC04138 DSC04142 DSC04212 DSC04215

さぁ、防寒して靴紐締め直して
神社に手を合わせてアタックです。
DSC04145 DSC_0159 DSC_0139 DSC_0140 DSC_0158
かすかに見えてくるてっぺん
DSC_0100 DSC_0101
てっぺんに近づくほど
足場は岩場で、踏み外せば断崖絶壁です
DSC_0161 DSC_0162 DSC_0148 DSC_0143
何とか辿り着きました。
DSC_0125 DSC_0109
紅葉シーズンの天狗岳は
大渋滞で頂上付近は記念撮影で順番待ちだとか、、、
けど、ご覧の天候で頂上には誰もいなかったです。。。
足を滑らせてはるか谷底へ滑落しても
誰も気付かないくらいに大荒れでした。

西日本最高峰到達は良い経験となりました
大荒れの人生でも登りつめてやるって事ですよ!
DSC_0136

下山途中ですっかり晴れて
遠く瀬戸内海も見えて来ました。
紅葉もこんなにキレイだったのだと気付きましたね
DSC04354 DSC04360 DSC04403 DSC04248 DSC04348
山頂付近はまだまだ
荒れてる模様ですが、、、
DSC04304 DSC04342 DSC04297
下山途中で見返した鎖場、
撮影の角度とか違いますよ
ホンマに垂直に近い岩壁を登っていきます
DSC04350
鎖もデカイです。
DSC04351
険しい山に見えますが
普段は子供も楽しめる穏やかで楽しい山です
DSC04442 DSC04445-001 DSC04457
下山した頃にはすっかり暗くなりかけていましたが、
無事帰れた事は当たり前ではなく感謝です。
生きる喜び味わいます
DSC04458

四国一の歓楽街松山まで近いです。
人生三度目の道後温泉に入って
疲れ冷え切った体を癒しました。
DSC04463 DSC04471 DSC_0190

特別山登りが好きと言うわけではありませんが、
自然から教わることや授かるパワーは最高です。
人類の誕生から言えば文明時代なんて
ほんのわずかなもんで、
人類含め生き物自然界全ては共存共栄してきたわけです。
時に優しく、時に厳しく
自然は我々にたくさんの顔を見せます。
朝陽に手を合わしたり、夕陽に涙を流したり、、、
山や海や森で心落ち着き穏やかに優しい気持ちになれるのは
人間が自然とともに生きる力を備えて来たからですね!

そして、
そんな事を文明に囲まれて
今ここで記しているのです。
ファミコン世代の我々30代は
素晴らしい人類の発明品で育ちました。
そしてこれからも活用して行きます。

6割文明に感謝して
4割自然に感謝して
6:4で生きていこうかな。。

いや、やっぱり7:3かな
平成ですし、、、
リニア乗りたいし、、、

けど、アウトドア最高ですよ
野外活動は素晴らしい!
DSC_0115


新着記事

It is up to oneself to make an uninteresting world interesting.

トリアイナ