秋の京都。

今年もたくさんの観光客で賑わっていました。

人ごみの中に飛び込むと

どこの国かわからないほどの

言語が飛び交っていました。

紅葉や桜と言った

自然が織り成す光景は

人工美では決して表現できないと思います。

ただ、そこに人の手が加わって

美しさを増すものもありますが、、、

高台寺や青蓮院門跡などで見られる

イルミネーションは、

正直言って今一つな感じです。。。

無理にしなくても

自然の美しさは、ただ光を当てるだけで

キレイに見えます。

当て方だけ考えれば十分です。

もう、外へ出るもの躊躇ってしまうほどの寒さになり、

今年はちょっと終わるのが早かったかもしれません。

すっかり紅葉も散ってしまいましたが、

舞い散った落葉が敷き詰められた景色も

素晴らしいもんですよ

枯葉にも自然の美しさがありますね。。。

人生みたいです

「うまいもんはうまい」

素晴らしい歌は

やっぱりいつまでも素晴らしく

先日、アウトドアの

片づけをしてる時に

スピーカーから流していた「My Way」

熟年カップルが

近くを通り

「素敵な曲が流れているね」

と、

秋の紅葉を眺めながら言っていました。

春が近づくと感じる

暖かい春風

それに舞う桜、

夏の海が見えると感じる潮風、

秋の夕暮れ時、

冬のキラキラ光る街は

寒くても温かさを感じます。

人の心や体に

すっと入ってくる情景

それが本来人間が求めているモノなのかもしれません

あの時、

週末の繁華街で聴こえてくる

うるさいだけの曲を流していたら

心に響かなかったでしょうね。

原曲は違うとか

和訳がどーだと言いますが、

正直英語はよくわかりませんよ。

メロディが良いじゃないですか

山の匂い、森の音、川のせせらぎ、鳥の声、

I did it my way

素敵なメロディです。

十代の頃、

みんなコレ聞いてから

好きな子に告白してたかなぁ、

ただ、

大体みんなフラれていましたけど。。。

まぁ、今となってはそれも良い思い出と経験じゃないですか

勝負事には冷静さも勢いも必要ですよね

大事なのはブレない気持ちです。

何を目指すにしても。

時はもうそこまで来ているよ～♪

いつから夢を追うことに

現実を重ねる様になったんでしょうか

自分で自分の足を払うように。。。

みんなと足並み合わすように。。。

だけど、まだまだこれからかも。

自分の足でしっかりと歩いて行けるなら

よっしゃ、

新しい靴でも買いに行こう！

「十月の夕暮れが寂しく街を映す」

夕焼けに影が長く伸びて

少し肌寒い秋風

高校生活最後の試合が終わった夏、

同期が引退して放課後を謳歌する中

大学へのスポーツ進学が決まっていたので

冬になっても引退せず

後輩と一緒に練習していたのを思い出します。

練習を終え

秋の夕暮れの中、

一人寮へと帰っていた時に

全国レベルだったマーチングバンドが

奏でていたミュージカル「CATS」の『Memory』

練習後の熱(ほて)った体に

秋風は心地良く、

色々な事を考えながら

聴き帰っていました。

夢追いかけ

まだ見ぬ未来へ希望も抱き、

ちょっと人見知りな

あの子の事も考えていたような。。。

今頃、あの子もどこかで

秋の夕暮れの中

少し肌寒い秋風を受けながらも、

懐かしく心温めているのでしょうか

そんな事を思い出した

秋の夕暮れでした。

恋も夢も一生懸命だった

あの夕暮れを思い出すと

そっと心を優しく温めてくれます。

懐かしいメモリーです。