ジャーナル

Memory



by King Chang

「十月の夕暮れが寂しく街を映す」

 

夕焼けに影が長く伸びて

少し肌寒い秋風

 

高校生活最後の試合が終わった夏、

同期が引退して放課後を謳歌する中

大学へのスポーツ進学が決まっていたので

冬になっても引退せず

後輩と一緒に練習していたのを思い出します。

 

練習を終え

秋の夕暮れの中、

一人寮へと帰っていた時に

全国レベルだったマーチングバンドが

奏でていたミュージカル「CATS」の『Memory』

 

練習後の熱(ほて)った体に

秋風は心地良く、

色々な事を考えながら

聴き帰っていました。

 

夢追いかけ

まだ見ぬ未来へ希望も抱き、

ちょっと人見知りな

あの子の事も考えていたような。。。

 

 

今頃、あの子もどこかで

秋の夕暮れの中

少し肌寒い秋風を受けながらも、

懐かしく心温めているのでしょうか

 

そんな事を思い出した

秋の夕暮れでした。

 

恋も夢も一生懸命だった

あの夕暮れを思い出すと

そっと心を優しく温めてくれます。

 

懐かしいメモリーです。

 










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