子育てイクメン

AIRU〜愛と共に〜No.05 「1歳誕生日」



by Y-Jet

久しぶりの投稿、どうも「Y-Jet」です。早いもので、愛娘の愛瑠が1歳になり、実家で誕生日会を盛大にしていただきました。

 

赤ちゃん

 

しかしはっきり言って怒濤の1年間でした。簡単に振り返ってみます。

 

嫁の「早期胎盤剥離」により危ぶまれた娘の命。病院側の敏速な対応により一命はとりとめましたが、「今後、後遺症が残るかもしれない」と告げられました。仮死状態で生まれたために、脳内の運動神経の中枢に傷害を受けている可能性があると言うのです。後遺症というのは、主に運動機能の障害であり、「首がすわる」「おすわり」などが通常より極端に遅かったり、「ハイハイ」「つかまり立ち」が習得できなかったりと、症例は様々ですが、日常の発達の遅れの中で分かってくるものらしいのです。

 

この1年間、当サイト「TRIAINA」を制作し、更新していくいつ何時も、娘のことが頭のどこかにありました。そんな親の心配をぬぐい去るかのように、彼女は育児書通りに順調な発達を遂げていきました。

 

首がすわったときの嬉しさは今も忘れません。寝返りをうったときには、嫁と手を取り合って喜びました。初めてハイハイをしたときは、泣いて感動しました。そして1歳の誕生日をすぎた頃には2、3歩、歩くようになったのです。歩く歩数が日に日に増えていき、今では部屋の端から端まで歩くまでになりました。病院の先生にも「もう大丈夫だから検査には来なくていい」と言われました。嫁は嬉しくて思わず涙を流していたのを覚えています。

 

以前は、出産祝いにもらった赤ちゃん用の靴を見るたびに、「いつかこれを履かせられる日が来るのかな…もしかしたら…」という不安な気持ちがありました。いつからか、この靴を履かせる日が来ることが、私の大きな大きな「夢」となっていたのです。だから、その夢が叶いそうな今、私の毎日は幸せに溢れています。とても充実しています。

 

普通に出産して、普通に育児して、普通に成長するのが、当たり前だと思っていました。この1年を振り返り、普通の人には些細なことでも、私たち夫婦には、とてつもなく大きな感動の連続だったのです。

 

児童虐待が増加し、子どもへの愛情が希薄となる昨今。育児放棄する親は、子どもが成長する喜びなどには興味がないということでしょうか。

 

でも私は思います。子どもの成長には夢がつまっているんだと。他の何にも変えられない大切な大切な夢なのです。そして子どもと共に生きるライフスタイルの中で見出せる喜びの中には、大きな大きな「愛」が溢れているのだと。

 

次の私の夢は、幼稚園の運動会で愛瑠と共に走ることです。押し入れの中に大切にしまってある、出産祝いでもらったあの靴を履かせて…。

 

誕生日



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