欧文フォントを極める!



カテゴリー : Design <WEB DTP>

夢を追うWebマガジン「TRIAINA」では「人生を創造する」というコンセプトにより、デザイナーにお得な情報をどんどん発信していく。ただ、当サイトが発信するのは、プロから見てハイクオリティーなモノになっているので、玄人好みの情報と言えるだろう。

 

第1回目は「欧文フォントを極める!」。欧文フォントの代表格は何と言ってもHelveticaである。明確さ、順応性、徹底的な完璧さを持つそれは、スイスのデザイン文化の証とも言え、デザイナーからのリスペクトは今後も終わりを見ることはない。

 

しかし〝独裁Helvetica〟に終止符を打つだけのクオリティーのあるフォントがあるとしたら…尚かつそれがフリーフォントだとすれば…。

 

当サイトが「打倒!Helvetica」に少しでも近づくために、オススメしたいフリーフォントはこれだ。

 

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▶KOUSHIKI SANS FONT

 

デザイナー川上淳氏が制作。営利・非営利を問わず、無料で利用することができるフリーフォントである。ゴシック体の基本的な形態を踏襲しつつも、それでいて個性的な存在感と視認性を見事に実現した秀逸な一品となっている。

 

フォントの美しさはやはり〝クオリティー〟なのだ。最高の完璧さを持つHelveticaを打ち破れる力を備えるフォントを探し出すことが、欧文フォントを極める第一歩だと言えるだろう。

 

だが日本製フリーフォントでは、まだまだ力及ばずといったところ。そこで本気でフォントを極めたい方に、TRIAINAがオススメしたい書籍がある。世界中のデザイナーが使っているBitstream社製の欧文TrueTypeフォント500書体を収録した「TrueTypeフォント パーフェクトコレクション」。これ1冊あれば、他の欧文フォントは不要なのだ。

 

TrueTypeフォントパーフェクトコレクションはこちらから

 

「Helvetica Neue(ヘルベチカ ノイエ)」は、 Swiss721という名前で収録されており、「Frutiger」は、 Humanist 777、
「Univers」は、 Zurichという名前で収録されている。

 

名立たるフォントがこれ1冊で揃う。中でも当サイトがオススメするのが、「Humanist 777」。そう、あの「Frutiger

(フルティガー)」である。

 

 

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当編集部のY-Jetが、世界的デザイナーのフミササダ氏と、某仕事の打ち合わせの時に「Helveticaは当たり前すぎるから、Frutigerをオススメします」と言われたフォントだ。

 

真のデザイナーなら、この言葉の価値が分かるのではないだろうか。なぜなら、Helvetica独裁に取って代わるのが、このFrutigerかもしれないと予感させてくれるのだから。

 

このフォントは、パリのシャルル・ド・ゴール空港に設置する多数の看板・サイン用に作られた。なので、読み間違えたりしないように、はっきりとした識別性を持っているのである。

 

Frutigerというフォントが登場してから、曲線的な明るいサンセリフ体がつくられるようになった。例えば、AdobeやAppleのコーポレートフォントとして使われている、「Myriad(ミリアド)」はFrutigerの影響を強く受けていると言われている。当サイトTRIAINAのロゴマークや、グローバルナビなどはMyriadを使用している。そして、その書体を軸にサイト全体のイメージを構成しているのだ。まさに、Frutigerは、新しい現代への道を拓いた書体なのであり、TRIAINAにとっても大きな影響を与えているフォントなのである。

 

フォントを極めたいなら、まずはHelveticaの特性を知り、その代替となるフォントを選定するだけの力を付けなければならない。その力を身に付けるためには、自身のデザイン力の向上を目指すことが最優先である。

 

デザイン力は「人の心を動かす力」であり、すなわち人間力とも言える。夢のある喜びに溢れたライフスタイルを楽しむことで自分自身を磨き、人間力をアップさせることが、全ての始まりなのだ。そのために「トリアイナ」は今後も皆様にライフスタイルに夢のある暮らしを発信していきたい。

 

 

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